突然ですが、私が今まで生きてきた中で「これは後世に残したい!!」と思った作品を列挙してみた。
・アラビアンズロスト(PC)
「いきなりコレかよ!?」って声が聞こえる気がする…。単なる乙女ゲーではありませんよ。構成とかも私好みで面白い。多分乙女ゲーじゃなくてもハマっていたと思う。主人公も攻略キャラも全員が悪役!ってのも魅力だね。無駄に文章が長いところを除けば、ある意味名作かと。同じクインロゼ作品の某国のアリスより数十倍も数百倍も私は好きだし、面白いとも感じている。
・逢魔ヶ刻1,2(PS)
これはめちゃくちゃハマったよ!!…凄く怖いけど。未だに全然攻略できていないけど。多分まだ1,2回くらいしかエンディングを観れていないと思う。テキスト系ホラーなので、小説を読んでいる気分で楽しめます。ちょっと目が痛くなるかもしれないけど、江戸時代の風習とか様子とかが垣間見れて、勉強にもなります。ただ、タイムスリップものかと思いきやいきなりSFチックになっちゃったのは何となく…何となくではありますが、ちょっとだけ気に食わなかったりして…。
・大神(PS2)
これは最高!めっちゃ面白い!!初心者でも気軽に難なく入り込めると思います。とにかくアマテラスが可愛い♪特に愛犬家にとってはヨダレものの作品です。自然も美しく描かれていて、人間模様も愛らしくて笑える。筆を操って様々なアクションを起こすというのにも万歳三唱。癒しとスリルを同時に味わいたい人にオススメかも。
・白中探検部(PS2)
「主人公は大学生?ハンッ」って馬鹿にしながらプレイを開始したものの、数分後には自分の浅はかさを後悔させられた作品。大学生だって青春を満喫するべさ!!無為に生きてきた主人公や仲間達に激しく共感させられた上、誰もが必ず乗り越えるべきであろう壁、勇気を出して立ち向かわなければいけない試練、そして信じることの奇跡…いろいろ教えられた作品です。五行説とか蓬莱伝説とか、詳しくはないけどそういう古典的なものが好きな私のハートを鷲掴みにしてくれた作品です。
・真三國無双3(PS2)
4やOROCHIも私的には面白いけど、やっぱ一番はこれ。最初にプレイしたということもあり、感情移入しているのです。私が最も好きなキャラ・陵統は4からの主要人物なので、3ではまだ一介の雑魚武将…でも私は注目していたよ。陵統がキャラ化すると知る前から、「この人、次の作品では絶対主要キャラになるよ。だってドラマチックな人だもの」と予想していたんですよねー。だって甘寧とのエピソードが素敵じゃありませんか。
・遥かなる時空の中で3(PS2)
乙女ゲーだけど、単なる乙女ゲーではないと私は思う。1は完全に乙女ゲーだったけど、3は歴史の勉強にもなるし(2は未プレイ)。何よりも、登場人物達が皆魅力的!!大本命は天の朱雀ですけどねー。1との共通点を見出すのも一つの楽しみかと。無印だけでなく、『十六夜記』や『運命の迷宮』もかなり面白かった。っつーか無印やったら否が応でもプレイしたくなるよね。
・ファイアーエムブレム 聖戦の系譜(SFC)
スーパーファミコンなので、恐らく現状では入手困難の作品。でも噂によると、Wiiでダウンロードか何かをすればプレイ可能になるとか。ま、私ん家はまだスーパーファミコンが顕在なので、今はまだ問題ありませんが。このゲームの最大の魅力は、たくさんのキャラ一人一人を愛情込めて育んだ成果が、次世代という形で現れる点。男性キャラと女性キャラを、自分の好みの組み合わせで(子に受け継がれる能力を考えて決めるのも良し、単なる好みで決めるのも良し、物語に沿って決めるのも良し)自由にカップリングでき、さらにその二人の間に生まれた子供キャラも同様に育て、思うままにカップリングできるのです。スーパーファミコンとは思えないほどの(ちょっと任天堂さんに失礼?)大変優れた名作です。そして物語も、最高。キャラ一人一人が背負う宿命やドラマ、歴史、文化――単純そうで難解、難解そうで単純。様々な顔を持つゲームです。プレイの仕方がプレイヤーによって異なっていくのも魅力。主人公だけを重点的に育てるのも良いだろうし、雑魚キャラ(って言ったら語弊があるかな。一応主要ではないとされているキャラ。でも物語の進行には欠かせない重要キャラでもある)を中心に育てるのも良い。男キャラだけを育てても良いし、女キャラだけを育てても良い。物語だけをさくさく進めても良いし、じっくりたっぷり一つ一つのステージを味わっていくのも良い。必ずしもプレイの方法が一通りではないので、様々な楽しみ方があります。
・ファイアーエムブレム 紋章の謎(SFC)
上記の作品の先駆けとなったゲーム。元々はファミコン(『暗黒竜と光の剣』というタイトル)だったのがスーパーファミコン(『暗黒竜~』に『紋章の謎』という第二部の物語をプラス)へと移植されたのが、これ。相性の良い者同士を隣接させればいきなり使用キャラが強くなったり、現実でもよく見るような人間模様が克明に描かれていて、かなりリアルなRPGとなっています。やっぱりFEシリーズはキャラ一人一人の個性も魅力的だしね。『聖戦~』とは別の世界を描いているようで、実はよーく読み解いていくと繋がってもいて、そういう類似点を見つけていくのも楽しみの一つ。
・ファイナルファンタジー9(PS)
私がFFシリーズで初めてプレイしたのが、これ。「騙されたと思って、やってみ」と友人から無理矢理押しつけられたこのゲームを仕方なくプレイしたら、ずっぱまり。この世にこんな凄いゲームがあったのかァァァ!!って感激しました。映像もリアルで、尚且つ単純。8や10のような現実的すぎる映像も良いだろうけど、私はやっぱり9が一番好き。
・ぼくのなつやすみ2(PS2)
優しくて、ちょっぴり切ない一夏の思い出――というものを楽しみたい方にオススメ。夏休み、親戚の家に預けられた主人公が、田舎の夏を満喫します。日焼けもするし、虫取りもできる、近所のガキんちょ共と遊ぶこともできる、凧揚げもできる、チョークで壁に落書きもできる、昔懐かしのお菓子も味わえる、海も泳げる、当時のニュースも見れる、洞窟探検もできる――と、遊びどころ盛りだくさん。子供だからこそ経験できるような、ちょっぴり不思議で切ない体験も。このゲームは…もう本当にオススメ。これをやらなきゃ生まれてきた意味がないってくらいに絶対素晴らしい作品。
・マイネリーベ 優美なる記憶(PS2)
単純に濃度の高い乙女ゲーを楽しみたい方にはこれをオススメ。中身は、乙女ゲーとしては王道。素直に楽しめるし、キャラも乙女心を掴みやすい人達ばかり。声も素敵です。物語どうのこうのというより、私はむしろキャラそのものを気に入っているので。
・歪みの国のアリス(携帯アプリ)
これも名作!超好き!!不気味で切ないダークファンタジーです。いいですか、ファンタジーではないんですよ。あくまでダークファンタジーなんですよ。ちょっとだけ(?)グロいけど、きっと最後までプレイしたとき、あなたの中で何かが変わっている筈…。不思議で奇怪なキャラ達もかなり魅力的です。私の一番のお気に入りは、やっぱりチェシャ猫かなぁ。私だけに限らず、クインロゼ作品の某国のアリスと比較する方が結構いらっしゃるみたいです。だって比べるの面白いんだもの。あまりに違いすぎて。