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2024/11/22 03:48 |
だって愛しちゃったんですもん。
今回は、ただ今私はずっぱまりなキャラについて語りたいと思います。
具体的に言うと、妄想癖な私が、辛いとき、悲しいときなどに思い浮かべてほくそ笑み、自分を慰めるのに利用するというキャラ達です。いろいろなシチュエーションを想像することで、途端に機嫌が良くなる私。本当に大好きなのです。


○犬狼真君または駁更夜(『十二国記』)
結構マイナーなキャラなんじゃないかと思うよ。『十二国記』シリーズで人気が高いのは尚隆や六太、陽子、景麒、泰麒、珠晶、慶国官吏達、雁国官吏達――とか。他にもいろいろいるけどね。更夜が一番好きだという人は、あまり見かけないと思う。
かく言う私も、以前までは更夜には大して興味を持っていなかった。っていうか、「真君=更夜」ってことにすら気付いていなかったからね、私は!! 「尚隆=風漢」ってのにも気付くのが遅すぎたし。それでもファンかよ。
好きになったキッカケは、アニメです。えーっと、あれは確か…『東の海神 西の滄海』だったかな。DVDを購入したのです。そして、フォーリンラブ。だってだって、中身が石○彰さんですよ!!
――いや、理由はそれだけじゃないですよ。実際に映像で観て、人間にも妖魔にも馴染めない更夜の涙に、魅了されたのです。なんて美しい涙なんだろう、なんて悲しい人の子なんだろう――って。六太との友情にも感動。
あと、境遇。人の子でありながら、本来人とは決して相容れない筈の存在である妖魔に拾われ、養われた更夜。人なのに、人を恋しく思っているのに、妖魔に育てられた為に人の群れの中に入れず、そればかりか人から忌み嫌われ、殺されそうになる日々――。
なんて切ない!!
そんな彼も、尚隆がいつの日か自分との約束を叶えてくれることを信じて、天犬と共に黄海へと旅立ち、その間に経過した500年という長き年月――。きっと更夜は、それが自分の役割だと察したんです。六太に「こいつはいつか絶対に雁国を滅ぼす」と言わしめた破天荒な王様・尚隆を、「人と妖魔が一緒に暮らせる平和な国を築く」という自分との約束に縛り付けることで、二度と自分のような子が出てこないようにする更夜。六太に会いたいけれど、人と一緒に暮らしたいけれど、自分が尚隆の前に姿を現せば、それは尚隆が自分との約束を叶えたと認めたことになるわけで、そのときこそ尚隆は雁国を滅ぼすだろう――だからこそ、更夜は黄海で暮らし続ける。たとえ人と交わることはできなくても、自分がこうして黄海に存在し続けることで、救われる人々がいるから。
そういう更夜の切ないまでに自己犠牲的な姿勢に惚れました。
500年以上もの間15,6歳の少年という容姿を保っているのもまた魅力の一つ。永遠の少年だよ!!ピーターパンだよ。
人ならざる生き物・妖魔と交流する様にも魅入られました。
あと、アニメのオリジナル設定として、『風の海 迷宮の岸』にも登場した更夜。その頃には既に彼は天仙・犬狼真君となっていたわけですが――外見は少年なのに今や立派な仙人様というご身分にも魅力を感じてしまいます。
あのお話では、更夜は泰麒に親切でしたね。蓬莱育ちで幼い姿をした麒麟に弱いのですね、彼は。


○カーティス=ナイル(『アラビアンズロスト』)
乙女ゲーにおいて新たな分野を開拓した人気ゲームの中で、特に人気の高いキャラ。私もまた彼に魅了された変人のうちの一人なのでしょう。
執着するものは何もない、と断言する稀代の暗殺者。スラム街育ちのギルドマスターで、一見平凡な青年だけれど妙に色気があって、普段は物腰が柔らかくて、一人称は「僕」で、礼儀正しいけれど、平気で人を殺す残虐さを持った人物です。更夜は、人を殺すのに無意識のうちに胸を痛めていたけれど、カーティスは逆。嬉々として人を殺します。そういうアブノーマルなところがまた彼の魅力でもあるのですが。
血に塗れれば塗れるほど美しい人ですね、カーティスは。血塗られた過去を象徴するかのような赤い髪も印象的。髪の一部だけを伸ばして三つ網にしているのも可愛らしい。あれって、彼的にはオシャレなのでしょうか。本当に可愛い。
過去を思い出すとき、自分の手をじっと見る癖のあるカーティス。「悲しみ」や「後悔」といった感情は彼にはないけれど、手を血に染める度に、彼の心は少しずつ欠けていく――それを止めたのが、プリンセス(結局そういうゲームだし)。一度「愛」を知れば、もうとことん執着するところが可愛らしいです。「ビビビッと来ました」発言や「愛です、愛」発言には、さすがにこの私、非常に動揺したものの、ますます愛が深まりました。執着するものを持っていなかった彼が、執着するものを見つけたら異常なほどに執着し続ける――それまで無関心だったのに、関心するものを手に入れれば途端に性格が幼くなって、稀代の暗殺者とまで謳われる存在でありながら「ベッドで飼って下さい」だの、「ご奉仕します」だのと、プリンセスの気を引こうと犬のように必死になるところが本当に大好き。いや、彼の場合は犬というより猫というイメージですけどね。
口調も色っぽいです。なんせ中身は石○彰さん(またか)ですもの。更夜と同じ人なのに、こうまで違うとは。そしてどちらも好きになるとは。私はとことんあの声音に弱いようです。


○ヒノエまたは藤原湛増(『遥かなる時空の中で3』)
何なのよ、あの色気は一体?
男なんですよ。10代の。若々しくて、スパッツ履いているので生足見えるし。しかも性格に曇りがなくて、あの明朗さは更夜やカーティスとは雲泥の差。ヒノエは本当に前向きで、清々しいくらい。
女好きで、軟派な性格で、守るべきものをちゃんと持っていて、常に自信満々で、正義感も責任感も強くて、身内思いで、実は一途で、健気で。
バッドEDでヒノエからのプロポーズを断ったときなんて…物凄く後悔したよ、私。何故あの選択肢を選んじゃったんだろう。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい――とひれ伏して謝りたいくらいです。
しかも彼は、断った神子を責めないんです。「今までいろんな女の子達と遊び回った報いかな」なんて、逆に自分を攻めるんですよ。最後の最後まで神子を気遣って――なんて優しい子!!あんなにも健気な子を傷つけてしまって、物凄く罪悪感に苛まれてしまいました。
駄目だよね、やっぱり。自信満々な彼の自信を砕くだなんて。
恐らく他の八葉達も彼の積極的態度には内心でたじたじだっただろうと思われるほどに、神子に対して熱烈にアタックしていたヒノエくん。彼への愛は既にこの日記で語りまくっていたので、もはや今更な気もしないでもないですが、ただ軟派なだけじゃない彼の強さ、優しさ、包容力に魅了されました。
っていうか、生足。あの生足はたまらんよ。そんな変な趣味は私にはない筈だけど、彼の生足には魅入られずにいられるものか。
弁慶と叔父・甥という関係だってのも良いよね。あんなに若くて、物腰が柔らかくて、礼儀正しくて、微笑みを絶やさない叔父さん・弁慶。でも性格の根本的なところは同じで――うん、凄く良い。あのコンビも良い。
コンビといえば、敦盛。ヒノエと敦盛という組み合わせも大好き。幼馴染で、親友。源氏軍と行動を共にすることになった敦盛に気を遣い、「隙を見て逃がしてやるよ」と耳打ちするヒノエくん。なんて仲間思いな子なんだ…!!ますます虜になっちゃったよタミさんは。
っていうか、女好きなヒノエが何故同じ男でる敦盛に親切なのかというと、ただ単に幼馴染の親友だからというだけじゃなくて敦盛が限りなく女の子っぽいからだと思うのですが。だって敦盛は可愛いんだもの。凄く可愛いだもの。守ってあげなきゃと思っちゃう。きっとヒノエもそうなんだと思うよ。
そんなヒノエは、滅多に自分の感情を露わにしたりはしませんが(絶対にB型じゃない。あれはA型な性格だよ)、たまに見せる悔しげな表情や切なげな笑みには悩殺されること間違いなしですよ
そういえばヒノエにはお姉さんがいるそうですね。どんな人なんだろう。
あ。ヒノエは、カーティスと同じ赤毛で三つ網だね。
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2007/04/16 15:12 | Comments(0) | TrackBack() | いろいろ

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