僕の名は、夜神月――死神リュークの落としたデスノートの拾い主。
この世界は狂っている…僕は犯罪者を消去し、僕自身が認めた善人だけが暮らす新世界を築くことにした。そう…僕が、新世界に君臨する神となるのだ!
だが、その前に…犯罪者よりも先に、抹殺しなければいけない奴がいる…。そいつを殺さなければ、僕が理想とする世界はありえない…。
リューク「おい、月…一体どうするつもりなんだ?」
月「決まってるじゃないか、リューク…何としても、奴を抹殺してみせる」
リューク「放っておけば良いじゃねえか」
月「そういうわけにはいかない!」
リューク「あ、ああ、す、すまねえ…じゃあ、どうする? やっぱ、死神の目の取引を…」
月「するわけないだろ。自分の寿命を縮めてしまったら、新世界の神として君臨する意味がなくなってしまう」
リューク「…まぁ、いい。お手並み拝見といこうか、月」
月「…ふっ。任せてくれ、リューク。…僕としたことが、少しばかり動転してしまったようだ。落ち着け僕…もっと冷静に考えれば、何か良い方法を思いつける筈だ…」
リューク「無理だと思うけどなぁ…だって、相手の名前が分かんねえんだろ?」
月「…名前がないのなら、つければ良い…」
リューク「へっ!?」
月「おい、そこのお前!今日からお前の名前はゴキ男だ!!」
リューク「ら、月…!?」
かきかきかき…(ノートに名前を書いている)
月「…よし!!今から30秒後にお前は心臓麻痺で死ぬ!」
30秒後
月「何故だぁ~!?何故死なない…!?」
リューク「…死ぬわけねえだろ。相手はゴキ○リなんだからさ」
月「くっそー…認めない、認めないぞ、僕は…!」
リューク「ゴ○ブリくらい、さっさと殺っちゃえば良いのに。…お前、馬鹿だな」