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2024/11/23 02:49 |
珠晶

珠晶
恭州国国主、供王。姓名は蔡晶。元は豪商の娘だったが、若干12歳で昇山し、登極した。治世九百年に及ぶ。

先新や尚隆から見ればまだまだなんだろうが、九百年ってのも大したもんだよ。どうも『十二国記』を読んでいたら、時間的感覚が多少鈍ってしまう。
珠晶のキャラはかなり好きです。陽子、楽俊という正統派な主人公が続く中(尚隆もある意味王道なキャラだし)、それまでの『十二国記』が持っていたものとは別種の雰囲気を纏うのが、この珠晶。
12歳(蓬莱で言うと小学六年生だよ!?)の若さで蓬山行きを決意し、戸惑う大人達を自らの運気に巻き込みながら(その強運こそ王たる証♪)、遂に王としての選定を受けます。ところが、漸く探し当てた供麒を目の前にしたとき、珠晶の脳裏を過ぎったのは、長く険しい黄海での旅路――珠晶は思わず供麒を殴ります。そうして供麒の受難の日々が始まった…。
麒麟だからといってエコヒイキしない。相手が誰であろうと(珠晶の場合たとえ天帝であろうと)、対等に扱う。それが珠晶の考え方。12歳という子供でありながら既にそういう考えを定着させているところがまた、珠晶の凄いところ。見事に大人顔負けですよ。

そんな気丈な珠晶が、旅の最中頼りにしたのが、頑丘と利広。この二人もまた珠晶の運気に巻き込まれたわけですが、この二人の前では、普段は大人ぶっている筈の珠晶は子供らしさを垣間見せます。それはやはり、その二人が珠晶にとって大切な仲間達だからなのでしょうね…。

珠晶が活躍する『図南の翼』には、なんと犬狼真君が登場します。それこそまさしく、雁国が妖魔を恐れない平和な国になるのを黄海で待つと誓った、更夜の姿なのでした――。更夜の最新情報、更新です。

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2006/10/02 22:17 | Comments(0) | TrackBack() | 十二国記

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