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2024/11/23 03:00 |
供麒
供麒
恭国の麒麟で宰輔。普段は銅色の金髪、がっしりとした体格で、お人好しそうな顔の男の姿をしている。優美というよりは朴訥という印象が強い。珠晶を王として選定。

ある意味、泰麒の次に不憫かもしれない

というオッサン麒麟。
彼が登場する話(『風の万里 黎明の空』と『図南の翼』のみ)では、悉く殴られています。
あれ…?麒麟って、物凄く尊い生き物じゃなかったっけ…?麒麟の上に立つのは、天帝とその麒麟が仕える王の二者のみ。普段は人民から敬い崇められていても、主人である王にとっては従者でしかない。恭国の主従の場合、供麒は王の補佐というよりもむしろ王のストレスの捌け口になってしまっている。

雁国の主従である尚隆と六太は、同郷(蓬莱)で性格が似ている分、王宮からの大脱走劇を繰り広げるという日常において、むしろ共犯という印象が強いです。
慶国の主従である陽子と景麒は、初対面がお互い最悪だっただけになんか常に空気が緊迫しており、お互いになじり合います。(精神が保たねえ…!)
範国の主従である藍滌と梨雪は、本当に深く愛し合っている敬い合っているんだなーって感じです。

そうした他国の主従関係に比べ、恭国の主従関係は異彩を放っています。――いや、皆異彩を放っているような気がしないでもないが。

珠晶はただ単にストレスが溜まったから折檻しているというわけではなくて(折檻…生々しい単語だ…)、ちゃんと理屈があるんですよね。一度目の折檻は「あんたがもっと早くあたしを迎えに来とけば、こんなに人が死ぬことはなかったのよ!?」で、二度目の折檻は「あんたねぇ、何であんな我儘公主に同情ばっかすんのよ。麒麟なら麒麟らしく自国の民を憐れみなさいよ!!」。うん、ちゃんと理に適っている。(あれ?そういや作中で供麒が殴られたのって、二回だけだ…まぁ、登場回数が少ないしな)

そう考えると、なんか慶国の主従の方がもっと緊張感溢れる感じがします。精神的にお互い傷つけ合うという感じで。(でも一応解決はされたのかな?)
景麒はタチ悪いですよね。言うべきことを言わず、ため息ばっかり。皮肉の塊みたいな麒麟ですよ。麒麟とは思えない。泰麒の爪の垢を煎じて飲ませてあげたいです。あ、更夜が持ってるかな。泰麒のエキス入りの水を。(アニメ『風の海 迷宮の岸』より)
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2006/10/02 22:20 | Comments(0) | TrackBack() | 十二国記

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