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2024/04/29 05:18 |
主従関係って良いですよねぇ。
最近、『BLOOD+』を観ています。といっても、まだ第八話までしか観ていませんが。
今日観た第八話では、小夜がベトナムのお嬢様学校へ転入していました。その際ハジも庭師として潜入。それを観て、私がふと思い出したこと――

泉と榊。

職業病ならぬ趣味病です。かつて自分がハマったものと比較検討してしまう。そしてそれが楽しくて仕方がないときた。タチが悪いですねぇ。

えーっと…「泉と榊」とはですねぇ…私が中学・高校生時代にハマった『月の系譜』シリーズ(金蓮花・作)の登場人物でして。
主人公・山吹泉はごく平凡な女子高生として暮らしていたものの、ある日突然と名乗る謎めいた男(音楽教師として泉の学校にやって来た)と出会ってから、自身が実は人間でなくかつて「常世姫」と呼ばれる異形の存在だったということを思い出し、かつての記憶と力を取り戻す為に旅(?)を続ける――という物語です。常世姫は半人半神の存在らしく(でも詳しいことは分からない)、その一の従者である榊は二本の角を持つ美しき鬼。他にも、市松人形に宿った付喪神・乙姫や、人間の少年に憑依した鬼・阿夫利、人の身でありながら常世姫に忠誠を誓った青年・真澄など、素敵な仲間達がいらっしゃいます。皆美しくて、思わず見惚れてしまいます。

だいぶ前にも書いたことかもしれませんが、『BLOOD+』のヒロイン・小夜とその従者(というかシュバリエ)のハジの関係は、『十二国記』の陽子景麒、さらに『月の系譜』シリーズのにも似ているなぁー、っと。
特に、小夜とハジの出会い(正確には再会)の場面は、陽子と景麒の遭遇と酷似しているし(学校で、剣を手渡しながらヒロインに戦うように言う。景麒に関しては自分は戦おうとはせず / 麒麟だからね)。そして今回私が観た、お金持ちばかりが通うお嬢様学校に、小夜が学生として、ハジが庭師として潜入する場面は、かつて自らが喪失したものを求めて、由緒正しいお嬢様学校に、泉が学生として、榊が教師(初めは音楽教師、次は保健室の先生)として潜入するのと似ています。私としては、そういう共通点を探すのが物凄く面白かったりします。うふふ。
ただ、ハジはぼーっとしているところがあるようなので、切っちゃいけない薔薇を切ってしまったりとミスを犯すことがあるようですが、榊は完璧なので(っつーか鬼だし)ノーミス。寡黙ながらも健気に小夜を守るハジに対し、榊は辛辣挑発で泉と二人きりのときは常に殺気立っている。――そこが違うんですけどね、『BLOOD+』と『月の系譜』は。
しかも、小夜とハジはとりあえず戦うしか能がありませんが、泉と榊の主従は戦うだけではありません。人間を洗脳します。暗示をかけて自分の都合良いように操作するなどしょっちゅう。まぁ、泉に関してはまだまだ未熟者なので上手くいかないことも多々ありますが、それはそれで良しとしておきましょう。
あと、『月の系譜』側は、仲間達が有力です。乙姫は癒しキャラで、音を操る力を持っているし、榊相手に説教するし。阿夫利もある意味癒しキャラで、雷や風を操る力を持っているし。真澄さんもある意味癒しキャラで(癒しキャラばっかだな / だって本当に癒されるんだもの。…あれ?癒されないのは榊だけ?)、人間社会において大きな権力を持っているし(本人がその気になれば日本を牛耳られるんじゃないかと思うよ)。それに比べて『BLOOD+』側は……あれ?小夜の仲間達は普通の人間ばっかじゃね?音も風も雷も操れないよ。強いて言うならば、権力…はあるかな。まだ途中までしか観ていないからよく分からないけれど。

ふと考えてみました。そのような似た境遇の二人のヒロイン――小夜と泉。実際に戦ってみたらどっちが強いだろう、と。
――考えるまでもありませんね。間違いなく泉の方が強いですね。だって泉は神様だし。翼手じゃないし。
あはは。私、何考えてんだろ。
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2007/04/02 12:41 | Comments(0) | TrackBack() | BLOOD+

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