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2024/11/23 08:36 |
乍驍宗
乍驍宗
戴極国国主、泰王。姓名は朴綜。髪は青みを帯びた白銀、瞳は真紅、肌は褐色。元は禁軍左軍将軍だったが、昇山し、泰麒の選定を受けた。武勇、知略ともに他国に名高い。反乱の折から行方知れず。

彼は、今、何処にいるのか。

私が現在抱いている『十二国記』シリーズ中最大の疑問です。
こればっかりは、新作を読まなければ分からない。
早く続きを出してくれ……!!

陽子と同じくらいに外見が派手で見応えのある、王として相応しい容貌だと思います。おまけに、尚隆が一目置くほどに強いし。
武断の王で、「覇王」といったイメージを抱いています。けれど本人はとても頭が良くて、計算高い。
意外と謎めいたところがあって、常に自信に満ち溢れている感じがするのですが、ふとした瞬間にそうした自分への不安感を抱えている節を垣間見せてくれます。『風の海 迷宮の岸』で、焚き火を見つめながら泰麒と語り合うシーンとか、特にそんな感じ。
やはり彼も人間なんだなぁ――って思いました。完璧そうに見えて、でも実は無力感を覚えることだってあるし、自分のやり方に疑問を抱くときだってある。
ある意味、尚隆とも似ているかと思うんです。尚隆も、普段は飄々としていて捉えどころがなく、まるで風のような生き方をしていて、けれど自信が漲っているような感じがするのですが、『東の海神 西の滄海』で、民と国とを守れなかったことを嘆いているというシーンを見て、切なくなりました。
人は完璧を求めるけれど、完璧にはなれない――まさに『十二国記』で作者が言わんとしているテーマに近いものですよね。
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2006/10/02 22:03 | Comments(0) | TrackBack() | 十二国記

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