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2024/11/23 16:35 |
冗祐と班渠
今回は冗祐と班渠について語ります。

どっちも人間じゃねえよ。

冗祐
景麒の使令。賓満という種類の妖魔。陽子に憑依した。岩でできたような顔色の悪い男の顔で、身体がなく、半透明のゼリー状のものがクラゲのように纏わり付いている。赤い目。

班渠
景麒の使令。銅色の大型犬の姿。めちゃ足が速い。


まず冗祐。
外見は、ハッキリ言って怖いです。こんなものに憑依されたら陽子じゃなくても身の毛がよだつだろうなぁ――と思います。
けれど、彼(性別不明)は心の優しい妖魔なのです。「ないものとしてふるまえ」という主命を厳守し、陽子が何度話しかけても、うんともすんとも言わなかった冗祐。しかし陽子が、王としての運命を受け入れるか否かと迷っているとき、なんと主命に逆らって(使令が主令に背くというのはとんでもないことなのです)、陽子にそっと囁いてきたのです。

あなたはずっとひとりではなかった。わたしはぜんぶを知っています。

私の大好きなシーンです。

あと、班渠。
めちゃくちゃ足が速いみたいですね。
同じ使令でも特に出動率が高い妖魔です。多分、景麒の使令で一番強いかと。
しかもユーモアのある妖魔は、彼くらいなものではないでしょうか。くつくつと喉を鳴らしたり(随所)、泰麒をからかったり(『風の海 迷宮の岸』)、景麒のボケっぷりを笑ったり(『風の万里 黎明の空』)……。
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2006/10/02 21:52 | Comments(0) | TrackBack() | 十二国記

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