慶国の民。年の頃、14、5。虎嘯の弟。漆黒の髪。現在は瑛州の少学生。
可愛い坊ちゃんなんですよコレが!!
十二国世界は、あらゆる生命が木の実として生じるものだから、たとえ親兄弟であっても血の繋がりがないのが常識。
夕暉もまた例外ではなく、兄・虎嘯とは全く血が繋がっていません――が、同じ環境の中で育ったにしては、あまりに似ていない兄弟です。
虎嘯は大柄で力持ちですが、頭は……正直言って、ちょっとバカ。しかしその弟・夕暉は冷静沈着で、博識。惚けていない楽俊って感じでした。(どちらかと言えば楽俊の方が賢いんだろうけどさ)
しかもですね、
一人称が「僕」ですよ!!
これ、かなり高得点です。うへへ。
かつて和州の乱に参加した際は、参謀役っぽい感じだった夕暉。現在は、陽子の計らいで、念願叶って少学に通っています。
いつか官吏になって金波宮に戻ってほしいなぁ。
ちょっと鈴と良い感じなのが気に食わねえ……!!
慶国の禁軍左軍将軍。姓名は青辛。かつては麦州師将軍で、和州の乱に参加。年の頃は25、6。熊の半獣。
出た出た出たァ~~~!!
熊侍です。ワイルド系で萌え~な半獣です。
いろいろなサイトを巡ってみたら、「桓魋=プーさん」という定義が確立しているようで。じゃあ楽俊は、とっとこハ○太郎か!!――ってね。
『東の海神 西の滄海』のDVDを観る度に、自分の中で何かが壊れていく気がするのは何故でしょう。何やら熊の胸倉に顔を埋めたい衝動に駆られるのですけれども。(しかしそんなことをしたら熊パンチが炸裂します)
認めたくはないけれど、桓魋は祥瓊とちょっぴり良い雰囲気。認めたくはないけれど。ならばせめて「兄貴」と呼ばせてほしい。とにかくオ近付きになりたい――そんな魅力的なキャラです。
私がこの生涯のうちで買った、最初で最後(と思われる)ドラマCDに、同じ半獣である楽俊と桓魋の会話があって、それを聞いたらますます桓魋ラブになってしまいました。(ラストで桓魋が「主上――!!」と走り去っていく様は笑えました)
あ。あと、『風の万里 黎明の空』で、陽子から剣の稽古を申し込まれると誤解した桓魋がたじろぐシーンにも笑いましたよ。哀れ桓魋、陽子のストレス発散に付き合わされていたのねぇ……。
朱衡
尚隆の臣。氏は楊、字は無謀。色白で痩身の優男。雁国の御史、さらに朝士、後に大司寇、大宗伯を歴任。
朱衡さんがいなければ、雁は滅びるかもしれない
――と思ってしまいます。尚隆の片腕的存在?であると同時に、ツッコミ役でもあります。重要なポジションですな。
普段は冷静沈着な彼ですが、実は激情家でもあります。登極間もない尚隆に挑戦するし。
しかも無謀!字が無謀ですよ!
尚隆さんって、本当にネーミングが面白い。六太には馬鹿、朱衡さんには無謀、他にも猪突やら酔狂やら。しかもそのような字にもきちんと由来があるものだから、面白い。見事に的を射ていますね。
それにしても、雁国の主従関係って素敵ですよね。王と臣の距離が近くて。いや、近すぎなのかもしれませんけれどね。(臣から「莫迦」「呑気」「うつけ」と罵られてますよ、尚隆さん!)
慶にも、そういった傾向がありますよね(雁ほど粗悪ではないが…)。反乱で知り合った者同士(虎嘯曰く「同じ釜の飯を食った仲」)だから、気安さがあります。でも、やっぱり相手は王だから、状況によってはきちんと敬意を払う。『風の万里 黎明の空』で、陽子が李斎を助けるかどうかの判断を下すのを、仲間(臣というより朋輩といった感じですよね)が陽子を信じて待ちながらも、それでもやっぱり心配で、そわそわしているシーンには思わず噴出してしまいましたよ。
ああ、それにしても雁国民になりたいなーってときどき思うのですけれど。それも王宮仕えで。そして日々、尚隆と六太VS家臣一同の大乱闘を眺めていたいです。(そして最後は朱衡さんが王と麒麟に拳骨を食らわす、というコント的なものを所望)
駁更夜
荒廃の中で捨てられた子供。妖魔天犬に育まれた。髪は青みを帯びた黒、外見は15、6歳の少年。延麒六太に出会って名付けられ、元州令尹・斡由に拾われて射士となる。元州の乱後、黄海へと旅立ち、百年の後に天仙として昇仙。黄朱の民に里木を与え、黄海の守護者・犬狼真君となる。
更夜、来た――っっっ!!!
『十二国記』シリーズの中で、私が最も愛情を注ぐキャラ。
波瀾万丈の劇的な人生を送り、現在は妖魔の巣窟で隠居(?)生活中。少年時代に仙籍に入れられたので、どれほど年をとっても外見はピッチピチの美少年。美貌は保たれたままです。(病)
『東の海神 西の滄海』を読んだときは、「なんか今までの登場人物とは雰囲気の違う、変わった人だなぁ」と思っていたのですが、アニメを見て思わず惚れた。だって、あの声…! 石○彰のあの声…! 色気ムンムンで、心拍数がヤバいことに…!
衝動的にDVDを買ってしまったほどであります、ハイ。
アニメ版『東の海神 西の滄海』のラストシーンより。
「そんな世が本当に来るだろうか……?」
と、涙ながらに尚隆に問いかける更夜に悩殺されました。
あと、
「ずっと待ってるから――」
と言い残し、天犬ろくたと共に去っていくシーンにも、見事にヤラレました。
自分を孤独から救い出してくれた斡由に、盲目的なほどの信頼を寄せ、自分の手を汚していく更夜少年。(私の中では、彼は未来永劫、無垢な少年のままです。)
彼は、自分も人間の群れに入りたくて、その為に心を空っぽにして斡由に従い続けたのでしょう。
ああ…! なんて可哀想な子なの、更夜は…!?
そんなに一人ぼっちが嫌なら、私が傍にいてあげるのに…!!(病んでいます)
戴極国国主、泰王。姓名は朴綜。髪は青みを帯びた白銀、瞳は真紅、肌は褐色。元は禁軍左軍将軍だったが、昇山し、泰麒の選定を受けた。武勇、知略ともに他国に名高い。反乱の折から行方知れず。
彼は、今、何処にいるのか。
私が現在抱いている『十二国記』シリーズ中最大の疑問です。
こればっかりは、新作を読まなければ分からない。
早く続きを出してくれ……!!
陽子と同じくらいに外見が派手で見応えのある、王として相応しい容貌だと思います。おまけに、尚隆が一目置くほどに強いし。
武断の王で、「覇王」といったイメージを抱いています。けれど本人はとても頭が良くて、計算高い。
意外と謎めいたところがあって、常に自信に満ち溢れている感じがするのですが、ふとした瞬間にそうした自分への不安感を抱えている節を垣間見せてくれます。『風の海 迷宮の岸』で、焚き火を見つめながら泰麒と語り合うシーンとか、特にそんな感じ。
やはり彼も人間なんだなぁ――って思いました。完璧そうに見えて、でも実は無力感を覚えることだってあるし、自分のやり方に疑問を抱くときだってある。
ある意味、尚隆とも似ているかと思うんです。尚隆も、普段は飄々としていて捉えどころがなく、まるで風のような生き方をしていて、けれど自信が漲っているような感じがするのですが、『東の海神 西の滄海』で、民と国とを守れなかったことを嘆いているというシーンを見て、切なくなりました。
人は完璧を求めるけれど、完璧にはなれない――まさに『十二国記』で作者が言わんとしているテーマに近いものですよね。