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2024/11/23 08:33 |
白汕子

白汕子
泰麒の女怪。女の上半身に魚の首、豹の下半身に蜥蜴の尾という姿をしている。

女怪とは、麒麟の乳母としての役割を果たす人妖のこと。麒麟が成獣になると、使令としてその身を守護する。非常に情が厚く、母のいない麒麟にとって、まさに母の代行を務める存在である。
女怪は、よりたくさんの獣の入り混じった姿であればあるほど、優秀だとされるという。なので汕子は良い女怪だとされていたが、その彼女が守り育てるべき泰麒は、非常に誕生が稀だという黒麒。改めて、泰麒は本当に特別な麒麟なんだなぁ――って思わされます。
泰麒に対して健気で、盲目的なほどの愛情を注ぐ汕子。その献身ぶりと、とても人や獣が交じり合った奇妙な外見が私のツボでした。
『十二国記』の外伝である『魔性の子』では、泰麒を愛しく思うあまりに道理を見失い、残虐な行為を行なってしまった汕子ですが、所詮彼女にとって泰麒以外のものはどうでも良い――という一途なところが、切なくて惹かれます。
『風の海 迷宮の岸』での汕子誕生のシーンは、とても印象強かったです。生まれて第一声が「泰麒」で、涙を零しながら、泰麒の入った金色の卵果を愛撫する様は、子の誕生を希う母のようで、何だかじーんとしました。

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2006/10/02 22:00 | Comments(0) | TrackBack() | 十二国記
泰麒

泰麒
戴国の麒麟で宰輔。字は蒿里、蓬莱(日本)での姓名は高里要。胎果の生まれ。黒麒で、鋼色の髪の幼い少年の姿をしていた。蓬莱で生まれたが10歳のときに連れ戻され、驍宗を王として選定。反乱に巻き込まれ、角を失い、記憶も失って行方知れずとなる。

悲劇の麒麟です。陽子と並んで『十二国記』シリーズの主人公としての双壁と称されるほどの人物。多分シリーズ中で最も数奇な運命に翻弄されているのではないかと。
黒麒麟という非常に稀な存在である上、人の子として蓬莱で生まれ育ち、最強無比の妖魔・饕餮の折伏に成功し、さらに武勇知略ともに他国に名高いという驍宗を王として見出したという、まさに波瀾万丈な彼。
原作では、現在反乱に巻き込まれて角が欠けた(角は麒麟の力の源だから、これが欠けたら普通の人間になっちゃうのだよ)という無残な状態で無事救出され、青年へと成長してしまった彼ですが、私的には幼少期のときの方が好きだったなぁ――と。だって可愛かったから。
本当に可愛いんですよ。人懐っこくて。あのダメダメ麒麟の無愛想な景麒にさえ懐いたほど。目の前を歩いていたら、きっと衝動的に誘拐してしまうでしょうねぇ、私は。(でもそんなことをしたらきっと傲濫に殺されてしまう☆)

麒麟の中で最も麒麟らしく、心優しくて争いを厭わない泰麒。戦うことはできないけれど、きっと何処かで自分が来るのを待っている唯一無二の主を助ける為に敵に立ち向かっていくという、陽子とは違う強さを持っています。
これから彼がどのような物語を紡いでいくのか、とても楽しみです。
小野先生、早く新作を書いてぇ~……。(T◇T)


2006/10/02 21:58 | Comments(0) | TrackBack() | 十二国記
楽俊
楽俊
鼠の半獣。姓名は張清。巧国で陽子を拾い雁国へと連れて行った縁で、雁国の大学に入学する。

その可愛らしさは群を抜いてトップ

――だと思う。

確か年齢は22歳くらいだったと思います。れっきとした大学生なのですが、一人称は「オイラ」だしフカフカしてるし。目の前を歩いていたら思わず抱きつきたくなるような癒しキャラです。
しかも秀才。かなり博識です。おまけに、一般庶民であるにもかかわらず、王や麒麟などといった著名人に顔見知りが多数。なんか凄い平民です。
さらに、困っている人を見つけたら拾わず助けずにはいられない性格。また、悪の心に目覚めた少女達を見事改心させ、心理カウンセラーとしての才能にも恵まれています。

凄いな、この鼠さんは。

2006/10/02 21:57 | Comments(0) | TrackBack() | 十二国記
延麒六太
延麒
雁国の麒麟で宰輔。字は馬鹿、蓬莱(日本)での名は六太。胎果の生まれ。黄味の強い金髪の、13歳の少年の姿。応仁の乱で家を焼かれ、口減らしで捨てられたところへ、蓬山から迎えが来る。尚隆を王として選定。

字がとっても良い――と思いました。
あと、アニメでの声。私、声優には詳しくないんですが……あれって確か乱馬とか犬夜叉とかと同じ声ですよね。なんか……全部中途半端な役ばっかりだな。(ぶっちゃけ)
だって、
乱馬は男なのか女なのか分からない生き物だし(男だよ)、
犬夜叉は犬なのか人間なのか分からない生き物だし(妖怪だよ)、
六太は馬なのか鹿なのか人間なのか分からない生き物だし(麒麟だってば)。
そういう中途半端なポジションがVERY GOOD☆だと思います。

前述しましたが、尚隆との夫婦漫才(ダカラ違ウッテ)が大好きです。

『東の海神 西の滄海』での、尚隆がたった一人で(王なのにですよ!?)敵陣深くに捕われた六太を迎えに行くところを見て、彼に惚れないヤツはいない。
おまけに、普段はのほほんとしていても、実は真面目に国や民のことを誰よりも深く思いやって……って、あれ?

いつの間にか尚隆の話に戻っちゃってる。

話を戻します。
六太は御年500歳くらい(き、気が遠くなる…)なのですが、外見は子供のまんま。飼い主主君の尚隆に似て、放浪癖がついちゃってるところは、いかにも子供子供した感じがするのですが、ここぞというときは(ひょっとしたら尚隆よりも)頼りになるかもしれない。
泰麒を心配して陽子と共に尚隆を説得シーン(『黄昏の岸 暁の天』)で、「ああ、やっぱり六太はお兄さんなんだなぁ」って思いました。(年齢的にはスーパーじいちゃんですが)

2006/10/02 21:56 | Comments(0) | TrackBack() | 十二国記
小松三郎尚隆
小松三郎尚隆
雁州国国主、延王。偽名は風漢。胎果の生まれ。元は蓬莱(日本)の瀬戸内の国人小松氏の三代目だったが、延麒六太の選定を受けて登極。治世500年にも及ぶ大王朝を築き上げ、稀代の名君と謳われる。剣客としても著名。

主人公・陽子の先輩にして良き理解者。
尚隆は絶対陽子のことが好きだと思う。(←一番言いたいコト)
事あるごとに、陽子の面倒を見てくれる尚隆。陽子が登場する話には、必ず彼も現れます。陽子と言えば尚隆、尚隆と言えば陽子……。
ゲーム(『十二国記 ~赫々たる王道 紅緑の羽化~』)をプレイしたとき、ハッキリ言ってウザいくらいに様子を見てくれました。そんなアナタ(尚隆)が大好きです。
あと、ピンク色のリボン。彼のチャームポイントとも言うべきあのリボンが私のツボです。
六太との夫婦漫才(違ウ)は、何度見ても飽きません。ただの物語ではない重みのある現実を描き出したような『十二国記』シリーズにおいて、唯一緊迫感のない国(奏国もそうだろうけど、まだ詳細がよく分からないから)と思いきや、『黄昏の岸 暁の天』で範国の主従が登場したとき、かなりの衝撃を受けました。
ま、まさか尚隆と六太が苦手にするほどの傑物が存在していようとは……!!

日々諸官を相手に六太と共に大脱走劇を繰り広げ、
家来から「呑気」「莫迦」「うつけ」と罵られ、
庶民に身をやつして賭博に興じ、
借金の形に、妓楼でこき使われ、
そこを家臣に見つかって王宮へ強制送還され、
説教され、
罰を与えられ、
そしてまた諸官が油断している隙に、再び大脱走劇を繰り広げる――

そんな日常を過ごす彼のことが、やっぱりとっても大好きです。

陽子の前では、キリッと真面目に振る舞い、先輩として熱心に指導をする。
このギャップがたまりません。

2006/10/02 21:54 | Comments(0) | TrackBack() | 十二国記

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