次は何について語ろうかな…。
『遥かなる時空の中で』
いつの日か語るかもしれない。しかし私は、1より3の方が断然好きだ。ちなみに私の好きなキャラは、2位(友雅さん)を大きく引き離して泰明さんが1位だ。
『遥かなる時空の中で3』
2を飛び越して3をプレイ。面白かった。いつの日か絶対に語ると思う。でも最近プレイしていないから、ちょっとうろ覚え…。ちなみに、一番好きな八葉は、弁慶さんとヒノエくん。しかもこの二人が叔父さんと甥っ子って関係も良いですよねぇ。……じゅるっ。
『銀河英雄伝説』
これもかなりうろ覚え。本を買う財力がなかったので、全話をビデオで制覇しました。もし私が男ならば野心を持って銀河帝国に参入(皇帝にはなれなくてもラインハルトにとってのキルヒアイス的な存在になってその愛を独占したい)、もし私が女ならば(っていうか女なのだが)自由惑星同盟でヤンの友達になりたい。でも私は一応ラインハルトが一番好きなんですけどね。実際に付き合うとなると、ラインハルトはちょっと…聡明なベジータって感じで付き合いづらい…;
『後宮小説』
キャラについて語るというより小説そのものについて語りたい。この本は凄い。さも正史について書かれているようで、何も知らない読者ならばすんなりと「あ、史実かー」と騙される。これは第一回日本ファンタジーノベル賞受賞作品なのだが、その際審査員でさえ騙されたほど。作者の巧みな筆術によって、読者は嘘を真実だと思い込んでしまう(嘘でなければファンタジーたりえないもんね)。そういう愉快な罠が仕掛けられた作品。物語の内容も、読者を良い意味で拍子抜けさせ、滑稽な事件が実際に起きたかのような錯覚を与える。読み終えると、切ないようなわくわくするような、不思議な気分になれる。ちなみに『雲のように 風のように』という題名でアニメ化されました。
この他にも、語りたいことがたくさんあります。
――あ。
南総里見八犬伝についても語らなきゃ。
範西国国主、氾王。女装しているが、どう見ても男。何の産業もなかった範国を工匠の国として立て直す。治世300年に及ぶ。
オカマ……!?
登場早々読者に衝撃を与えたキャラ。よもやあの尚隆を凌ぐキャラが他にいようとは。
ふと気付いたことですが、私が今まで読んだりプレイした中国系の漫画やら小説やらゲームには、必ずオカマが登場します。
『ふしぎ遊戯』――柳宿
『後宮小説』 ――菊凶
『真・三國無双』―張郃
今のところ思いついたのはコレだけ。かつての中国の王朝には宦官がいたそうだから、その影響かなぁ…と思ったり。(違うって)
オカマ――良いですよね。なんかちょっと妖艶な魅力を感じちゃいますよね。
以前誰かが言っていました。「一般にオカマと呼ばれる人は、女性以上に女性らしく、誇りを持っている」と。
……話がそれてしまいました。
とにかく、この藍滌さんという人は、とても刺激的な人なのです。『十二国記』の中で最も際立った雰囲気を醸し出す方なのではないかと。なんでもあの尚隆さんでさえ苦手とするほど。おまけに藍滌さんを王として選定した範国の宰輔・氾麟こと梨雪もまた、(藍滌さんの影響か、それとも元からそうなのか)主に勝るとも劣らぬほどの強烈なキャラ。女版六太と言われているらしく、敵に回したくはない人物です。
範国の物語はまだ描かれていません。範国の主従は『黄昏の岸 暁の天』の下巻に登場したのみですから。
私が思うに、今までのパターンからして次回刊行される『十二国記』の話は、戴国の物語か範国の物語のどちらかかと。
楽しみだなー。……頼むから早く続きを出してくれ……。
柳国出身の猟尸師。珠晶が昇山のときに剛氏として雇われ、登極に立ち会う。
頑丘――素敵なオジサンだよなぁ。
名前の通り、頑固なオジサン。けれど彼が頑固なのは、黄朱の民という立場だからこそ。本当は心の優しい人なのです。(『図南の翼』の冒頭部分でも、そうした優しさを垣間見せてくれました…)
珠晶に雇われた後も、とりあえず任務を遂行しながら、珠晶に現実の厳しさを教え込んでいきます。しかし、珠晶は子供。大人の理屈は通用しません。しかもとても聡い子だから、さすがの頑丘もたじたじ。頑丘にとって、珠晶は初めて見るタイプの子供だったのです。
頑丘と珠晶の組み合わせも好き。「危険を感じたら、仲間であっても見捨てるのが当たり前」という常識を持っていた頑丘と、「危険を感じても、仲間なら見捨てることなく助けたい」という考えを持った珠晶。全く正反対の二人で、それ故に言い争いが耐えず、遂に黄海の中で別行動をとってしまいますが、実は彼らは互いに率直に意見を言い合える良き相棒だったわけです。
物語の後半部分で、頑丘が珠晶を助けようとして重傷を負い、二人が初めて互いに優しい言葉をかけ合う様は、感動しました。そのときの珠晶は、物語が始まって以来初めて子供らしさを見せます。他の大人達には決して見せられない子供らしい不安を、珠晶は頑丘の前でなら見せても良いのだと、安堵したわけです。
強い絆を感じます。両極端の性格を持っているからこそ、互いに信頼し合い、支え合える。それに利広というのほほんとした、しかし洞察力の鋭いキャラを組み合わせて、とってもナイスなトリオです。
利広は、供王登極後もしばしば恭国を訪れているようですが(『帰山』より)、頑丘はどうなのでしょう。黄海で交わした約束通り、珠晶の臣となって支えているのでしょうか。
利広
奏国の太子。治世600年に及ぶ大王朝を築き上げた宗王・櫓先新の次男。卓郎君とも。二十代前半の青年の姿。恭国で昇山する珠晶と出会い、助ける。
私が思うに、
十二国一の爽やか青年キャラ。 齢600を軽く越しているが…。
極度の放浪癖があり、諸外国を行ったり来たりしている通称・放蕩息子。王宮に出入りするときは扉ではなく、窓を通るという難癖の持ち主。好青年で、常に微笑みを浮かべているというイメージを私は受けましたねー。第一印象が大変素晴らしい人物でありました。
頑丘とはボケ&ツッコミという感じで、この二人が芸能界デビューすればきっと売れると思うんだよね。(芸能界ないやん)いつも飄々としていて、しかし心の内を決して他者にひけらかさない。自らの思惑を隠しつつ、風のように生きる。
けれどそのような彼にも例外というものがあります。『帰山』で、傾きつつある柳国で偶然にも風漢という古い知人と再会した利広。この風漢、実は正体は尚隆なのですが、その彼に利広は心のわだかまりを打ち明けます。
滅びない王朝はないんだ――と。
悲しい一言です。盛者必衰、諸行無常。賢君と名高い先新は、治世600年という最長の王朝を築き上げた傑物なわけですが、それでもいずれ滅びるときが必ずやって来ることを、利広は知っています。勿論、現段階では自国に傾国の兆はないものの、その日が永遠に来ないことはありえない。利広は、平和な豊かな奏国もいつの日か必ず滅びるという苦痛を抱えて日々生きていたのです。こうして諸外国を行ったり来たりしているからこそ、傾国の苦しみがよく分かる。
恐らく、利広はそうした思いを家族には明かしたことがない。明かす相手は尚隆一人。
双方ともに、気が遠くなるほどの長い年月を生きた身で、なおかつ滅び行く王朝を今まで幾度となく目にしてきたからこそ、利広は尚隆の前で心の弱みを曝け出します。
図南の翼』では、捉えどころがなく、常に人より先を見据えていた利広。『帰山』は、そのような彼もやはり所詮は人なのだと痛感させられるエピソードでした。
『帰山』では『図南の翼』のときとは正反対にブルーな利広ですが、そのような彼に対し、尚隆はしっかりとした態度を見せます。あくまでも気丈に、利広よりさらに先を見据える尚隆。
太子と王の違いでしょうか――やはり尚隆の方が器が大きく見えます。(だからこそ利広は王に選ばれず、尚隆は王に選ばれた)
しかし、尚隆に全く不安がないというわけではないでしょう。太子とは言え、利広は自分よりも長く生きているわけで、長く生きることの苦しみも自分より大きい筈。
『帰山』は、生きることの苦しみについて考えさせられる作品でした。
ところで、私はこの帰山コンビが大好きです。
慶国の民。蜜柑色の髪に雀斑。鈴が慶へ向かう際、船中で出会った子供。昇紘の華軒に轢かれて死ぬ。
故人です。
おのれェェェッッッ……昇紘ォォォ……!!(※この事件は解決済み)
オレンジ色の髪にソバカス。『赤毛のアン』って感じですね。もしくは『にんじん』(これは読んだことないけど)。人懐っこくて、子供子供していて。だけどとても賢くて、その洞察力の鋭さには驚嘆してしまいます。
生きていれば、きっと役人か何かになって出世していただろうなぁ……オレンジ頭とソバカスそのまんまで成長して、あるとき突然金波宮に現れて――
清「よぉ、鈴」
鈴「……? 誰よ、あんた」
清「ひでーな、姉ちゃん。俺のこと、忘れちゃったの?」
鈴「……ま、まさか……あんた、清秀? 嘘……本当に……?」
清「嘘を言ってどうすんだよ。姉ちゃん、相変わらずだなぁ」
鈴「えっ……だって、こんなに背が伸びちゃって、雰囲気だって変わってるし……」
清「そりゃ、あれから何年も経ってんだから、成長するのは当然だろ? 俺は姉ちゃんと違って仙籍に入ってなかったんだし。……あ、でも、今日から俺も年をとらないんだっけ」
鈴「え? あんたひょっとして仙に……役人になったの?」
清「ああ。無事に大学を卒業して、今日から金波宮に勤めることになった。そういう意味では、姉ちゃんは俺の先輩だな。よろしくな、鈴」
……。
すまん、脳内妄想が滞りなく進んでしまった。