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2024/04/29 13:30 |
ホワイティっていたなぁ……。
この上なくくだらない話題について語ろう。

私が中国モノの小説にハマっていることは、前述しました。
その幾つかの小説に、という姓の登場人物が登場します。

白汕子(ハクサンシ)
『十二国記』のキャラ。泰麒の女怪。どうやらこの作品中の女怪は皆、白という姓らしい……ってことは、芥瑚沃飛も白なわけで……あれ?じゃあ白という姓の人は十二人もいるってことになるね(麒麟が健在な場合に限る)。

白戴星(ハクタイセイ)
『桃花源奇譚』のキャラ。家出中の公子。まだ途中までしか読んでないから、詳しいことは分からないが、なかなかツボです(でもどっちかって言うと希仁の方が……v)。

白珞珠(ハクラクシュ)
『八卦の空』のキャラ。この本を読んで、「あ、白っていう姓の人、結構いるな」って気付いた。この子は龍女。おまえに尸解龍です(龍も尸解できるんだなー……ってかあれは脱皮……)ときどき女の子に転変します。

『十二国記』の女怪軍団(笑)を含めたら、かなりたくさんになっちゃうわけで……白という姓のキャラはどれも私にとってツボなので……ただ今空前のチャイナファンタジーブームである小生は、白という姓にドキドキしてしまうわけでして……。


あぁ……

それがどうした

――って声が聞こえる……。
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2006/10/02 23:12 | Comments(0) | TrackBack() | その他(小説)
草薙さんの背景画を見ていると、何故かドキドキします。
小説『桃花源奇譚』の1巻を途中まで読みました。(どうせなら最後まで読んで感想を述べれば良いものを…)

宋の都・開封で剣舞を見せる旅芸人の娘・陶宝春は、ひょんなことから家出中の貴公子・白戴星と科挙に落ちた秀才の青年・包希仁に、窮地を救われる。偶然出会った三人だったが、謎の仙人や凄腕の剣客に狙われ、やむなく運命を共にすることとなる――。

三人が出会って、だんだん騒動に巻き込まれていくというところまで読みました。(中途半端やな)
三人ともまだ謎めいた存在で、おまけに知り合ったなのですが、ふと思いました――戴星と希仁の関係は、九郎さんと弁慶さんに似ている――と。勿論、『遥かなる時空の中で3』の九郎さんと弁慶さんですよ。
御曹司として育った、熱血漢タイプの戴星は、九郎さん。
常に冷静沈着で微笑みを絶やさず、しかし意外と腹黒そうな希仁が、弁慶さん。(今のところ私の中では希仁が一番)
――まぁ、まだ途中までしか読んでいないから、この印象が今後変わる可能性も十分あるというわけですが。

2006/10/02 23:10 | Comments(0) | TrackBack() | その他(小説)
マティア
○マティア
奴隷身分の青年。カシモフの主家に仕える暗殺家。フィエーラの生き別れた兄。

すっ……すすす好きだ――っ!!

マティア兄さん、遂にお出ましだ――っ!!
かつて幸福に満ち溢れていたトラキア族。その未来を担っていた四人の子供達――マティア、ルデト、ティナ、フィエーラ。けれど四人は戦争によって引き裂かれ、怒涛の運命の中で苦しみ、傷つき、それでも戦いを止められない――。
マティアもまた、娼窟に売られた妹フィエーラや敵将の臣となり裏切り者の汚名を着せられた幼馴染ルデト、叛乱軍の象徴として戦場に立つ元婚約者ティナと同じく、数奇な運命に翻弄されて悲劇的な人生を歩みます。奴隷身分に貶められ、暗殺家としての教育を受け、命じられれば容赦なく殺戮を繰り返す。けれど、そのような非情さとは裏腹に、決して揺らぐことのない慈悲深さもあります。縁もゆかりもない少女を守り、血の繋がりのない子を救う――そして、暗殺稼業に手を染めながら、かつて生き別れた最愛の妹フィエーラを想います。リュシアスを暗殺しにやって来たものの、そこで偶然にもサラと出会ったマティアは、以来影からサラを支え続けます(理想の兄ちゃん…v)。ハミルのことも弟のように可愛がりますが、サラとハミルが何となく良い雰囲気になるといてもたってもいられなくなります。そういう妙に人間くさいところが魅力的です。カシモフでさえも、マティアを恐れながらも惹かれていますからね。
『アレクサンドロス伝奇』の主要登場人物の中で、生き延びるのはぶっちゃけアレクスとマティアだけですが、ひょっとしたらこの二人は、例の如く数奇な運命に翻弄されて、何処かで巡り会ったかもしれませんね。王者としての覇道を歩むアレクスと、希望を託されて生きるマティア。
ラストシーンで、もしサラがマティアの手を取っていたら――と思わざるを得ません。まぁ、サラはハミルと共にある運命だったわけですが。あの後マティアが、自分の子ではない二人の子供を連れてどのような道を歩んだのか――いつか『アレクサンドロス伝奇2』でも書いてほしいものです。

2006/10/02 22:45 | Comments(0) | TrackBack() | その他(小説)
ナーザニン
○ナーザニン
州長官の子。女装していたが、実は男。ハミルを兄のように慕っていた。

準主人公になるかと思っていた矢先に、悲劇的な最期を遂げてしまった子。初めのうちは、「おのれ…ハミルをサラから奪おうとする不埒物め…!!」と小憎らしく思っていたのですが、いざ失ってしまうと、まるで心に穴が開いたような喪失感が……。
初登場時、まるでおとぎ話にでも登場する捕われのお姫様のようだったのですが、実は男――と、ハミルを愕然とさせます。無垢で盲目的なほどにハミルを慕い、尊敬するナーザは、子犬のようにコロコロとしていて、だからこそハミルも彼を弟のように可愛がります。ただ、女の子のように愛らしい容貌で、さらにナーザ自身サラにささやかな嫉妬心を抱いちゃっていたので、「ハミルに恋人ぉ!?」とサラを誤解させることになるのですが――。
ナーザの死はとても衝撃的でしたね。読者に予感させる間を与えることのないほどの急展開ぶりでした。けれど、死しても尚ハミルを慕い続けるナーザ。ナーザの導きによって、ハミルはサラを救うのでした。

2006/10/02 22:44 | Comments(0) | TrackBack() | その他(小説)
ティナ
○ティナ
トラキア族の娘。マティアの婚約者だったが、ルデトと恋仲だった。戦後は軍装に身を包み、叛乱軍の象徴となる。

過去の回想シーン――マティアとフィエーラ、ルデト、ティナという、年若く青春を謳歌する四人が引き裂かれ、悲劇的な運命を辿ることとなり、改めて戦争の惨さを思い知らされます。
かつてはあれほど幸福に満ちていたのに、戦争の所為でささやかな希望さえも無残にもぎ取られ、女性であることを捨てて戦場で生きることとなったティナ。アレクスとの戦争に敗戦し、マケドニア王に捧げられることになるが、その窮地をリュシアスによって救われる。しかしティナにとって、リュシアスはトラキアを滅ぼした、この世で最も憎い敵。その憎しみを真正面からぶつけ、リュシアスを殺そうとしたティナですが、やがて彼の優しさに触れ、心を開いていきます。しかし、それには凄まじい葛藤が――。
殺したいほどに憎いのに、その人間性を目の当たりにして、殺せなくなる。けれど憎しみは消えることはなく、それを何処へぶつけたら良いのか分からない。そうしたティナの荒んだ心は、少しずつ癒されていくのです。
ティナはめちゃくちゃ好きなキャラです。目を塞ぎたくなるような悲しい過去を抱え、トラキアの未来を救う為に男装して戦場を駆け抜ける――復讐の為ならば身命を賭しても構わないという覚悟を決めたティナが、やがて憎しみを捨て、心を安らげていく。けれど、やはり運命は彼女にささやかな幸せさえも許してはくれないのでした。女性であることを思い出し、愛するルデトと再会し、再び心を通わせても、既に結末は目前まで迫っていた――。

四人の幼馴染のうち、サラ、ルデト、ティナが再会しました。残り一人――マティアもまた、数奇な運命に翻弄されていたのでした。

2006/10/02 22:44 | Comments(0) | TrackBack() | その他(小説)

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